Ethel & Earnest


ETHEL & ERNEST Trailer

NZ International Film Festival 参加作品のひとつ。

イギリスのイラストレーター、漫画家、作家でもあるレイモンド・ブリッグス氏のグラフィックノベルのアニメーション映画化作品で、彼の両親の物語。

私はどちらかというと映画には「物語」を求める方なので、かみさんが見たいと言わなければおそらくは見ることを選ばなかった作品だった。

前述の通り、レイモンド・ブリッグス氏の両親の物語で、二人の出会いからお亡くなりになるまでの半生を描いている。時代的に第2次大戦を挟むが、(映画としてすごく盛り上がるようなという意味で)特にすごくドラマチックな出来事があるわけでもなく、本当にその時代を行きた「普通の人々」を描いている。このため、若いときに見ていたら、どちらかというとつまらないと感じたのではないかと思うが、かなりの確率で今まで生きてきた時間よりも残された時間のほうが短いこの年になって見ると、なんとも染み入るような感動を感じた。

映画を見終わった後にかみさんと話しをしたところ、同じ場面で同じようなことを考えていたそうだ。まぁ、お互いそういう年だしね。