Blade Runner 2049 (その1)

やっと観てきました「Blade Runner 2048」。なんとなくばたばたと日々を過ごしてしまい、このままでは行きそびれる可能性が......と心配になってきたので、日曜日(10月22日)のうちに月曜日(10月23日)の初回上映となる10:40の回を予約、これでイヤでも(もちろんイヤじゃないけど)行かなければならない状況を作りました。
ちなみに月曜日はNZではLabour Dayという祝日。ひょっとして混んでいるか?とも思いましたが、そんなことはありませんでした。朝一の回だからなのか、三連休だったので出かけている人が多かったのか、すでに観た人が多いからなのかは不明ですが、はっきり言って空いていました。(多分15人くらいだったかな?)

さて、私の感想の前にFBで友人から「ネットで「40代男性を対象にした映画(女性やファミリー向けではない)」という記事をみたけどどうなの?という質問があったので、そのあたりから。

私が観て思ったのは、この映画は万人受けるす映画ではないということ。観る人を選ぶという言い方は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも何の予備知識もなしに観に行ってもそれほどおもしろいとは思わないのではないでしょう。
では、この映画を観て面白いと思う(楽しめる)のはどんな人なのか?
それは1982年版の「Blade Runner」(バージョンはこの際問わない)を観て、この映画の設定やら世界観やら雰囲気を受け入れられる、面白いと思える人でないと、おそらくは本当に楽しむことはできなのではないかと思います。私は以前も書いたように「Blade Runner」好きで、何度も観ているので観ていない人の気持ちにはなれないので、あくまで想像でしかありません。しかし、おそらくは観たことがある人に比べて数割減でしか楽しめないのではないでしょうか。ただ、前作に比べてちょっとした謎解きがあったり、アクションシーンも派手になったりしているので、全然だめということもないかと思いますが。(もし前作観てないけど観てみたいという方がいらっしゃれば、是非観て感想を教えていただきたいです。どのように感じるのか興味があります)

で、先のネットの評判について言えば、ファミリー向けではないというのはその通り。子供を連れて行っても間違いなく飽きるか寝ると思います。しかし、40代男性向けというのはちょっと言い過ぎで(私もすでに50代だし)、年齢や性別を問わず前作好きなら楽しめる作品になっているというのが私の見解です。あとはSF好きなら大丈夫かと思います(まぁSF好きなら、好き嫌いはともかく前作を一度は観ているのではないかと思いますが......)

そんなわけで、これから「Blade Runner 2049」を観てみようかと思っている方へは、以下をお勧めいたします。

  1. まずは前作の「Blade Runner」を観るべし
    複数バージョンがありますが、基本的にストーリー自体は一緒なので、観られるものでよいでしょう。最後の編集版の「The Final Cut」でよいと思います。これを観て、暗くてあんまり面白くないなぁと思ったあなたは、あえて2049を観る必要はありません。もちろん観てもよいですが、2時間44分もある映画なので、その時間をほかのことに利用した方が有意義だと思いますよ。

    よかったと思った方は2)へ。

  2. 前日談のショートムービーを観るべし
    「べし」って書いちゃいましたが、これは必須ではありません。が、これを観ておくと本編の理解の手助けになる部分があります。ある意味ネタバレともとれなくもないものもありますが、知っているとあぁこれってあれのことね的な楽しみができます。
    Youtubeで見ることができます。

    www.youtube.com映画のタイムラインでいうと、一番古い時代(2022年)を描いたもの。

    www.youtube.comこれが次。2036年を描いたもの。

    www.youtube.com これは映画の前年(2048年)を描いたもの。

  3. 必ず直前にトイレに行くべし

    さて、上記が完了したら、映画館へGO! 前作から30年後の「Blade Runner」の世界をお楽しみください。
    最後の注意点は上映の直前にトイレに行っておきましょう。先にも書きましたが約3時間近くある映画です。上映前にコーヒーなど飲んで、映画の途中で意識が下の方に行かないように注意してください。

で、おまえの感想はどうなんだ?といういうことですが......それはまた次回!
(別にもったいつける訳でもないのですが、長くなってきたのでエントリ分けしたいと思います)