The Tale of the Princess Kaguya / かぐや姫の物語

現在、NZではジブリ映画祭をやっています。

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先日「風の谷のナウシカ」を観に行ったのですが、今回はそちらではなく「かぐや姫の物語」のお話。

実はこれはこのジブリ映画祭ではなく、クライストチャーチの領事館が定期的に行っている日本映画の上映会を観に行ったもの。この上映会は日本文化の紹介ということも木手のひとつとしているので、本編前には日本文化を紹介したショートムービーを流したりします。そしてうれしいことに入場は無料。そのかわりと言ってはなんですが、映画館でやることもありますが、学校のホールなどを借りたりして上映することもあります。(今回もうちから徒歩圏内の高校のホールでの上映でした)と、いうことで興味がある映画で都合が付く場合は、できるだけ観に行くようにしています。その作品が今回「かぐや姫の物語」だったわけです。


The Tale of The Princess Kaguya Official US Release Trailer #1 (2014) - Studio Ghibli Film HD

まぁどちらが先に決まっていたのか知りませんが、ジブリ映画祭で有料でジブリ映画を公開している期間中に、ジブリ映画を無料で公開するとは…領事館、恐るべし。

さて、かぐや姫の物語と言えば、「竹から出てきたかぐや姫がやがて月に帰っちゃう話」というあらすじなら、おそらく保育園や幼稚園に通うお子さんから、巣鴨に集うご年配の方々まで、知らない人はいないでしょう。私だってもう少し細かいところまで知っています。ただ、この映画で語られるような詳細は知らないところもそこそこあって(って、映画オリジナルもあるので知らなくて当然な部分があっても当然なのですが、竹取物語にそった部分でも知らないところがあったという話。例えば帝が出て来るところとか)、ふーん、こういう話だったんだと楽しめた部分が結構ありました。一方で手を加えている部分、特にかぐや姫が来た理由、そして帰らなければならない理由などは、今ひとつ私には納得できませんでした。

手書きの線が動くところや、優しい線で描かれた日本の風景は、それだけで見る価値がありました。まるで絵巻を見ているようでしたね。実際、見終わった後に「Beautiful...」ともらしていた女性(KIWI)がいたくらいで、特に日本人以外には、彼らが考える(憧れる)「美しい日本の風景」を見せていたと思います。

実は以前、地上波のMAORI TVでこの映画の放送があったのですが見逃していました。今回は日本語音声+英語字幕で見たのですが、ちょっと英語音声でも見たくなりました。TVでの再放送があったら見逃さないようにしないと。