Battle of The Sexes

先日「Blade Runner: The Final Cut」を見に行って、今度映画館に来るときは「Blade Runner 2049」だなと思っていたのですが、違う作品を先に見てしまいました。それがこの「Battle of The Sexes」です。


BATTLE OF THE SEXES Trailer (2017)

この映画は、1973年に行われたBilly Jean King(女性)とBobby Riggs(男性)の「Battle of The Sexes」と銘打って行われた試合を描いたものです。

TBSラジオのたまむすびで映画評論家の町山智浩氏が紹介していたのを聞いて、見てみたいなと思っていたのでした。氏がどのような話をしたかは、以下のサイトにそのときのラジオ番組の書き起こしが載っています。

見たいなと思った理由のひとつは、主演がEmma Stoneだったこと。この女優さん「Zombiland」を見た時からけっこう好きなんですよね。と、言っても大ヒット作の「LA LA LAND」はまだ見ていないので、ファンと言えるほどではないのですが。それに、相手役のSteve Carell。この人も好きな俳優さんのひとりです。ちょっと古いですが「Bruce Almighty」でのJim Carreyの敵役は忘れられません。

もうひとつは先の町山智浩氏の紹介の中で、二人共テニスを練習してCGではなく実際にプレーをしているというところも気になりました。

 

で、見た感想としては、なかなか良かったです。

1970年台を意識した、ちょっとくすんだ感じの色合いもよかったし、主演二人の演技もよかった。期待していたテニスシーンも思わず普通のテニスの試合を見ているような気になってしまい、ナイスショット!と心の中で言いながら見ていました。エンドロールを見るとテニスシーンの代役(DOUBLE)がいたようなので、テニスシーンのすべてを主演の二人がやっていたわけではないようですが、それでもまるで本物のプロの試合を見ているような気にさせてくれるところはさすがでした。

正確なセリフまでは覚えていないのですが、Bobbyとの試合を前にBobby陣営の一人から、試合で彼女のほうがうまい(Better)なのかどうかわかるというような発言を聞いてBilly Jeanが「そういうことではないの。私は女性のほうがうまい(Better)かどうかなんてことを示したいわけではないの。私は女性にも正当な敬意(Respect)を示してほしいの」というところがよかったですね。

私は女性ではありませんが、十分楽しめました。

 

次こそは「Blade Runner 2049」だ!