BLUE GIANT

ことの発端はこのツイート。

最近、ジャズをもっと聞いてみようかと思いたち、所謂「名盤」と言われるようなものを紹介しているものをブックマークしていました。で、SPOTIFYで検索して聞いています。SPOTIFY、便利。

すると、友達からブルージャイアント、いいよ!という情報をいただきました。

なに?ブルージャイアント?グリーンジャイアントなら知っているけど…などととぼけた返事をしたところ、ジャズの漫画だとか。

調べてみると、単行本が2013年頃に出ているので、私がNZに来てからの漫画らしい。通りで知らないわけだ。

電子書籍で出てるかなぁ……と思って調べたところ、出てる出てる。そして10巻で完結している。(BLUE GIANT SUPREMEという続編はまだ続いているようですが)

普段利用してるBookliveでクーポンガチャを回したら、20冊まで20%OFFのクーポンゲット!

これも何かの思し召し……と思い、思わず10冊、大人買いしてしまいました。

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

 

 うん。おもしろい!

絵も嫌いじゃないし、こういう真っ直ぐな主人公を見ると、おじさんはそこはかとなく感動してしまうのですよ……

まだ5巻までしか読んでいませんが、ゆっくり読みたいと思います。SPOTIFYでジャズを聞きながら。

ランカスターパークの椅子

先日、NZのオークションサイト「Trademe」を見ていたら、こんなものを見つけました。

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ズバリ、ランカスター・パークの椅子。

ランカスター・パークというのは、クライストチャーチにあったスタジアムで、ちょうど私がNZに来た2004年頃にはネーミングライツを売って「ジェイド・スタジアム」という名前になっていました。その後、保険会社のAMIがネーミングライツを買い取って「AMIスタジアム」と名前を変更、2011年のラグビーワールドカップではイングランドの試合を中心に行われる予定でした。しかし、2011年2月の大地震で使用不可となってしまいました。

外見はそれほど被害があったようには見えなかったのですが、スタンドもさることながらグラウンド自体が液状化なども起こし修繕も不可となってしまいました。(昔、新しいスタジアムを作るより安上がりだ的なニュースが出ていた記憶があるのですが、どうもパークというのは、クライストチャーチにあったスタジアムで、ちょうど私がNZに来た2004年頃にはネーミングライツを売ってダメみたいです)

もともとのランカスター・パークはラグビーおよびクリケットで利用できるスタジアムでしたが、ラグビーリーグラグビーが使っていたスタジアムを改装、現在はここが「AMIスタジアム」となっており、クリケット場ははグレー公園内のクリケット場を整備、テストマッチなどはここで行われています。

そんなランカスター・パークも正式に取り壊しが決定となり、それにともないスタンドに設置されていた椅子が売りに出されることになりました。

 

こ、これ……欲しい…

なんたって奥さん、3脚1セットでたったのNZ$30.00ですよ!1脚あたりNZ$10.00とは!

短い間とは言え、ラグビーの年間シートを買っていたので、この椅子にも(って別に自分が座っていた席のものではないけれど)それなりに愛着があるし、言ったら記念の品ですし。

 

と、思って思わずポチッとしそうになったのですが、落ち着いて考えると、

置く場所がない

ということに気が付きました。

 

ソファーの代わりにリビングにおいたら、テレビでのラグビー観戦がより楽しくなるか!?なんてこともちらっと考えましたが、それ以外の時はただただ座り心地が悪くなるだけだし……仕事部屋にしているところに入れることも考えたのですが、おそらく部屋中がイスとなってしまうことになりそうだし……ガレージも置けるほどの余裕はないし……あとは庭くらいしか置き場がないけど、ただ庭においておくのもいかがなものかと……

 

と、いうことで、残念ですが諦めました。

 

(なんて書きながら、しっかりウォッチリストには入れたまま。今週の金曜日まで受付中かぁ……かみさんが帰ってきてこのイスがあったら驚くだろうなぁ……)

www.trademe.co.nz

 

百年法 / 山田宗樹

今回日本に一時帰国するにあたり、ブリスベンでの国際線の乗り継ぎ、札幌往復の飛行機待ち、札幌から成田に戻ってから国際線出発までの待ちと、けっこうな空き時間があると思ったので、よっしゃ、昔買って読んでなかった本(電子書籍ね)を読もう!と思ってiPad miniにダウンロード!結局、それなりに他のことでも時間つぶしができ(例えばブリスベンでは初オーストラリアということでお土産物屋を見たり、カフェの値段をNZと比べたり。帰りの成田ではたこ焼き食べて生ビール飲んで(これが痛風にはまずかった?)とか)たので、それほどたくさん読めなかったのだけれど、ほぼこの旅行で読みきったのがこの小説。

 

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (上) (角川文庫)

 

 

百年法 (下) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

 

数発の原爆を投下され敗戦した、いわばパラレルワールドの日本を舞台としたSF小説

HAVIと呼ばれる不老不死の方法が発見された世界。日本はアメリカからこの技術を提供され復興していく。しかし、不老不死になることで人の入れ替わりがなくなってしまう世の中を懸念し、HAVI導入の際に「百年法」と呼ばれる法律が導入される。これは、HAVIを受けてから百年後には死ななければいけないというものだった。

物語はこの百年法が初めて適用されることになる2048年から始まる。

百年法の施行に力を注ぐ官僚、HAVIをうけ若い体をもっているものの、精神は年老いてきてしまった女性、百年法から逃れるためにテロリストを探す刑事の3つの話から始まり、やがてこれらの物語がクロスしてきます。

不老不死を手に入れらるとして、果たして自分は本当にそれが欲しいと思うか?もし不老不死を手に入れられたとして、この百年法のようなので死ぬことが自分にはできるのか?年老いた精神は果たして何を感じるのか?など、考えさせられた。これも、自分がおそらくは人生の折り返し地点を過ぎたからなのかもしれない。

なんとなくご都合主義的になってしまうところなども見受けられるが、「不老不死のある社会」というものの思考実験として面白かった。

「SFとしてはダメ」という意見もあるようだが、私は楽しめたけどなぁ。

 

二週間

気がつくと、最後にこのブログを書いてから二週間が経っていた。

と、いうのは、ちょうど二週間前に義母が危ないという連絡が来てかみさんが日本に帰国、帰国後2日ほどで義母死去。私も一時帰国を考えるも、葬儀と告別式には間に合いそうもない。でもまったく行かないわけにはいかんだろうということで、初七日の法要に合わせて帰国の予定をたてて帰国便を探したところ、10日クライストチャーチ発15日クライストチャーチ戻りのブリスベン経由のカンタス航空が安いということで手配。かみさんの実家は札幌、私は東京なので、札幌行きの飛行機をどうすかということで、ネットで検索したところ、バニラエアーが安くてある程度希望の時間で移動できそうということでこちらを手配。

初めてブリスベン(実はオーストラリア自体が初上陸。といっても空港だけだけど)で乗り換えて成田へ。到着後東京の実家で2泊して札幌へ。帰国直前に確認したところ、初七日の法要は告別式にやったので法要自体はなくなったとのこと。でも葬儀・告別式にも出られなかったので、納骨前にお参りをさせてもらうということで札幌に行き、こちらでも2泊。そして札幌から成田に移動してそのまま再びブリスベン経由でクライストチャーチへ。

帰ってきて部屋の掃除やら庭の芝刈りやらやって、一息ついたら痛風が再発。左足首が痛くてだんだんと歩行困難に。杖がないと痛くて歩けないし、寝ていても足首が痛いという最悪の状況。そこで月曜日の朝に病院を予約、薬を処方してもらう。

で、薬が効いてきたようで、今日はだいぶ痛みもなくなってきて、まだ引きずってしまうものの、杖なしでも歩けるくらいには復活してきた。

 

あらためてこの二週間を振り返りながら思い起こすと、オーストラリアの国際線乗り換え検査、どうなってんだ?とか、カンタスの機内で見た映画とか、バニラエアーのCAさんは大変だなぁと思ったこととか、やっぱり銭湯はいいなぁとか、ガラナサワーっておいしいじゃんとか、それなりにネタっぽいことがたくさんあったので、気が向いたら書いてみようかと思っている。

でも今日は久しぶりということでここまで。

 

Haiku OSをインストールしてみる (VMにだけどね)

ascii.jp

そうだよなぁ……昔BeOSあったよなぁ……会社のマシンにインストールしてみていじったことあったなぁ……と懐かしく思いながら上記の記事を読んでいたら、BeOSHaiku OSとして生き残っているらしいじゃないですか。

そいつはちょっと動かしてみたいと思って、今メインで使っているLinux MintのノートブックにVirtualBoxをインストール、Haiku OSのVirtual Machineを作ってみることにしたのでした。

まずはVirtulBoxをインストール。ソフトウェア管理ツールからVirtualBoxをインストール……したけど、あれ?メニューに出てこないじゃん?なんで?

ということで早速ググってこちらを発見。

sites.google.com

必要なPKGをインストールした後、このページに書いてあったユーザのグループ設定の変更をして再起動したら、無事に使えるようになりました。

その後はこちらのガイドに従ってVMのセットアップ。

Virtualizing Haiku in VirtualBox | Haiku Project

 

しかーし。マシン自体が非力なこともあって、最初の画面が表示されるまでに数分待たされ、その後設定をしてインストールを実行するまでまたもや数分またされ、現在やっとこさっとこインストールの実行中です。(この原稿は仕事用の別マシンで書いています)

試しに使うにしても最低限のVMのチューニングは必要そう。しかしその後、使い心地がわかるくらいに動くかどうか……ちょっと心配。

無事インストールが終了して動かせたら簡単なレビューでも書いてみたいと思います。

 

感染夢 / 明野照葉

日本で勤めていた頃は、片道1時間ちょっとくらいの通勤時間があったのでよく本を呼んでいたのですが、NZに来てからは通勤時間がなくなってしまったので(一時期あったのですが、そのときも徒歩または自家用車だったので)あまり本を読まなくなってしまいました。もちろん、日本語の本を手に入れるのも大変だったこともあります。

ところが近年は電子書籍で入手できるようになり、日本にいた頃までとはいかないものの、また少し本を読むようになりました。

で、最近読了したのがこれ。

感染夢 (実業之日本社文庫)

感染夢 (実業之日本社文庫)

 

確か私が利用している電子書店で「ラストがすごい」みたいな特集で割引があったときに買っていたものだったと思います。

久しぶりのホラーもの、しかもラストがすごいの?と思いながら呼んでいたのですが……残念ながら私には期待はずれでした。

期待はずれの理由は、「感染」とついているのですが、だれかれかまわず「感染」するわけではないというところです。

以前、(PODCASTで聞いた)ラジオ番組で、映画監督であり脚本家、スクリプトドクターでもある三宅隆太さんが「恐怖」についての話をしていた際、怖い目にあう人が何かをやった人(簡単な例で言えばお地蔵さんを汚したとか壊したとか、何かの表紙に誰かに悪いことをしてしまったとか)だとあまり怖くなくなるという話をしていました。これは「そういうことをしなければこういうことは起こらない」と思えるためで、何も悪いことをしていない、ごく普通の人が恐怖体験に巻き込まれる方が「自分ももしかして……」という感じになって怖いとのこと。

この小説、「感染」というくらいだから、どんどんいろいろな人に感染する、それこそ「リング」のビデオみたいに広がっていくの?くらいに思っていたのですが、そんなことはありません。基本的にはある条件の人のみしか恐怖体験をしないので、ホラー的な恐怖よりも謎解きが先行してしまう感があります。

また、これは私の記憶違いでラストがすごい本!みたいな触れ込みではなかったのかもしれませんが、ラストもそれほどではなかったです。ごめんなさい。

不可解な現象に苛まれ、それの謎を解いていくという、一種のミステリーとしてはそれなりにおもしろかったので、あまりホラー色が強いのはどうもねという人にも読みやすいのではないでしょうか?

この本より、今ネットでちょろっとみた「デッドストック」の第一話の方が怖かった……

 

三色ボールペン壊れる

クライストチャーチの生活も早いもので申すぐ丸13年(途中、いろいろとあって数ヶ月帰っていたこともありましたが)になろうとしています。

様々なものの溢れる日本と比べると、ニュージーランドはそりゃもうそんなにいろいろなものはありません。特に文房具。日本にいたときは東急ハンズの文房具売場で疲れるまでうろうろしていたくらいには文房具好きだったのですが、こちらの文房具売り場なんて、がんばっても10分もいれば全部見られてあきちゃうんじゃないといくらいの品揃え。来た頃に比べれば、それでもだいぶいろいろな種類が増えて日本のペンとかも見かけるようになってきましたが、まだまだ日本の足元にも及びません。

そんなわけで、私は普段の書物には日本で買ったぺんてるビクーニャ三色ボールペンをメインで使っています。使い続けられるように日本に帰ったときに替え芯のストックも手に入れてあります。

そのビクーニャ三色ボールペンが、今日壊れました。

これが、

こうなりました……

実は数ヶ月前に壊れ、接着剤でくっつけて使っていたのですが、今日ついにまた割れてしまいました。

こりゃまた接着剤でつけてもそう長くはもたないなと思ったのですが、代わりが売っていない。
海外配送サービスにかみさんが入っているので、Amazonやら楽天やらを利用して買っておいて、他に何か買ってまとまったら送ってもらうこともできるのですが、ペン一本だけを買うのもどうも憚られる。替え芯はまだあるけどしばらくは使えないか…。

ふと、机の上のペン立てを見ると…あ!別の三色ボールペンがあった!芯の長さとか太さとかは同じだろうか…と、恐る恐る入れてみたら…ぴったり!
(こちらの写真を載せても、中身が変わったかどうかわからないので省略)

ということで、見た目はともかく、使い慣れたインクのペンが引き続き使えるようになりましたという話でした。

週末なのでちょっと適当な更新になってしまいましたとさ。

Have a great weekend!!